吉継様以外の感想でも…

千秋楽も終わってしまい…しかし最後の最後で、あの戦国無双

文字がババーンと映る布が…布が上がらなかったことが心残り…

あの布を、引っ張るふりをしている吉継様を見るのが密かな楽しみだったのに…

(実際やったら伝線しちゃうもんね、あの鋭い手甲では)

以下超~断片的なネタバレです。

特に泣かせる場面について一言。

この舞台は、三部構成なのかな~って思ってます。

第一部のメインは毛利親子

第二部のメインは本能寺の変なので、光秀

第三部のメインは元親

 

毛利親子で、一番グッと来たのは隆景がお父さんの死に際を思い出すところ。

隆景が、「まだ父上の理想とする世になっていない」というところで

元就が「大丈夫!!!!!!」っていうところ。

えっらく力強いんですけど、何かこう無条件にそうかも、大丈夫かも!って

思わせる説得力が半端なかった。

ここでいつも涙が…。

しかし、このお二人の役者さんの実年齢が面白くて

元就→23歳、隆景→26歳で、実は息子役の方が年上だった!

全然知らなかったので、千秋楽のあいさつで初めて知って

びっくりした。いや~お父さんの方が年上かと思ったよ。

 

騙されたなあ…!


第二部では、光秀と元親の二人のやりとりがことごとく涙腺を刺激してくる。
元親が、「共に奏でよう、反骨の魂を!」というところとか
「海を見る、美しい目が好きだった…」とか。
本当に光秀はぐうの音も出ないくらいに美しかったので
「確かに…」と深く頷くシーンでしたね。
二人で助け合って、本能寺を攻めて、火の中から救い出した元親も
すごく良かった…。


第三部、元親の三線での攻撃、反骨の旋律が会場を盛り上げる。
あの音、弾いているふりなんだけど、役者の方がめっちゃうまいから
本当に弾いてるみたいに感じる。
弦もないんだけど、見えそうだった。エアー三線すごい上手い。
それで、侵攻してきた羽柴軍を迎え撃つんだけど、やはりさすがに
圧倒的な彼我兵力差に元親も力尽き…
ラストの三成様との一騎打ちで言っていた、言葉の断片なんだけど

「長宗我部にも、そういうものたちがいた…
 長宗我部にも、そういうものたちがいた…!!!」

と最後三線を振り上げながらかかっていくところが、曲も良くて
胸に突き刺さる…。
この時の演技は本当にすごかった。毎回泣けた。
力の無いものは伏すしかないのか、理想を追い続けて何がいけないのか。
魂からの叫びがそこにはあった。

床に置いた光秀の刀に手を伸ばす時の眼光の鋭さは忘れられない。
前方1、2列のセンターの中でも一番の真ん中ならば
あの眼光と目が合ったのではないだろうか。

私はほんのずれたところから見てたけど、真に迫りすぎていて
打ち震えるぐらいの迫力があった。
結局は、負けてしまうけれども、全然負けた気がしない
そんな不思議な気持ちにさせる元親。

連日の熱演の所為だと思うけど、やはり元親のブロマイドは売り切れていた。
本当にすごい。三線を聞くと元親を思い出す。

元親役の方は、元親を誰よりも好きで演じていると書いてあった通り
愛を感じた。口先だけではない、重厚で深遠な愛が確かにあった。

 

本能寺の変の本当の理由は、未だ分からないらしい。
その中の一つの説に、光秀と元親との友情の説があるそうだ。

そんな可能性がもしかしたらあるのかもしれない。
信じるには十分すぎる、二人の熱演でした。

美しいし、三線だし、和ロックだし、言うことないね~!
DVD…というか今回ブルーレイもあるらしい!!!
よくやった!前の関ケ原のブルーレイは無いのかな…。

発売の11月が今から楽しみでなりません。


千秋楽の挨拶で面白かったのが、官兵衛役の方が本当にすごくて…
吉継様がコールアンドレスポンスしようと思って言おうとしたら
官兵衛が言ってて…しかもそれが自然で、かっこよくて
一気に会場が沸いた。

実はその何日か前にも、最後の挨拶で官兵衛の時に
大谷吉継役の…」と言い出して、ブログのタイトルまで拾っていた。
とっても面白かったなあ~。


ちなみに吉継様は、千秋楽の挨拶時に
長政役の人が挨拶されている時、フナッシーみたいな躍動感で
喜びを静かに体現していて萌えた。フコフコしてた。
さらにその後こっそり三成様に耳打ちしてたんだけど
読唇術解読できても、口元が布で覆われてるから1000%解読不能!
何を話していたのか知る由もない…。

最後舞台からはける時に
一回目は采配を気どって持って帰ったのが
2回目は軽い足取りで手を振りながら
3回目は三成様の肩に触れたりしたりしながら
上機嫌でお帰りになってらっしゃいましたね。

最後はスタオベになってたけど、自分が行った舞台では
初めてだったので驚いた。
本当にあるのね…スタオベ…

 


さて、夢の続きをネチネチと追い続けたい…けれども
これからバスツアーという現実が襲い掛かってきている。

 

そう、私は舞台にかまけて何も準備していないのだ。
とりあえず熊よけの鈴は買った!ハンズに売ってた!!
カウベルみたいな音色なんですけど、大丈夫かな~これ…。

 

さて、今週末までハイスピードで買いそろえなければ!!!!
ゲームもしないと!!!4-2と、クロニクル3!!!